最強のAgentic Flow gstackでアプリ開発を自動化させてみる

管理者·

概要

gstackとはClaude Code向けのオープンソースのスキルパックで、単一のAIアシスタントをCEO・エンジニアリングマネージャー・デザイナー・レビュワー・QAリードといった専門家チームに変換するツールです。

コンセプトは「AIをコパイロットとして使うのではなく、バーチャルなエンジニアリングチームとして運用する」というもの。
28個のスキルを用意しており、環境構築からテストまで、すぐに利用できるツールです。

Garry Tan自身はこのセットアップを使い、50日間にわたって週平均1万行・100 PRというペースで実装しており、すべて本番品質を維持。GitHubでは16,000スター・1,800フォークを獲得。 Gstacks リリース後1週間以内に23,000スターを突破し、 あるCTOからは「/reviewがチームも気づいていなかったXSS攻撃を発見した」という反応もあったツールになります。

開発元

シリコンバレーのY Combinator(YC)のPresident & CEOであり、Initialized Capitalの共同創業者。
SitePoint Palantirの初期メンバーとしてエンジニア/PM/デザイナーを兼任し、その後Posterous(Twitterに売却)を共同創業、YCの内部SNS「Bookface」も構築した人物です。
GitHubCoinbase、Instacart、Ripplingといったスタートアップが創業期の段階から関わってきたことでも知られています。

Y Combinatorは「世界最強のスタートアップアクセラレーター」。シリコンバレー発のプログラムで、創業初期のスタートアップを3ヶ月間集中支援する組織です。輩出した有名企業としてはAirbnbやStripe、Dropboxなどの大手ばかりです。
後にOepnAIも設立しています。

gstackは「YCのトップが何千ものスタートアップを見てきた意思決定パターン」を、Claude Codeのスキルとして結晶化したものと言えます。
もしかすると現時点で最強のAIツールかもしれません。

セットアップ

事前準備

  • ClaudeCode
  • Git
  • Node.js
  • Bun(jsのall in one tool)が必要です

デフォルトのSHELLにパスを通す想定でセットアップします (zshをお使いの方などは適宜変更してください)

# Claudeのセットアップ
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"


# Node.jsのセットアップ
# Download and install nvm:
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.4/install.sh | bash

# in lieu of restarting the shell
\. "$HOME/.nvm/nvm.sh"

# Download and install Node.js:
nvm install 24

# Verify the Node.js version:
node -v # Should print "v24.14.1".

# Verify npm version:
npm -v # Should print "11.11.0".


# Bunのセットアップ
curl -fsSL https://bun.sh/install | bash
export BUN_INSTALL="$HOME/.bun" 
export PATH="$BUN_INSTALL/bin:$PATH" 

手順としてはグローバルインストールとプロジェクトインストールがあります。
今回自分の環境ではグローバルインストールを利用します。

SKILLSを~/.claude/skills/ 配下に置きます。

git clone https://github.com/garrytan/gstack.git ~/.claude/skills/gstack

セットアップスクリプトを実行

cd ~/.claude/skills/gstack
./setup

以下の選択を聞かれます。
他のスキルパックを利用していないならデフォルトの1を選択
もし他のスキルパックも利用したいなら2を選択してください

Skill naming: how should gstack skills appear?

  1) Short names: /qa, /ship, /review
     Recommended. Clean and fast to type.

  2) Namespaced: /gstack-qa, /gstack-ship, /gstack-review
     Use this if you run other skill packs alongside gstack to avoid conflicts.

Choice [1/2] (default: 1, auto-selects in 10s):

選択後スクリプトが実行されセットアップは終了です。
このまま動作確認をします。

/office-hours
/plan-ceo-review
/plan-eng-review
/plan-design-review
/review
/qa
/ship
/retro
... (その他コマンド

もし動かない場合は再度スクリプトを実行すると直る場合があるようです

cd .claude/skills/gstack && ./setup

確認ができたら終了で、実際に使用していきます。
今後アップデートが入ってきた場合は以下のコマンドでアップデートが可能です。

/gstack-upgrade

使い方

クロード立ち上げ

clause

gstackの推奨フローを実行してみます

/office-hours
    ↓
/autoplan 

/autoplan/plan-ceo-review/plan-design-review/plan-eng-review一括で自動実行してくれる。/office-hours で書かれたdesign docを読んでそのまま続きを走らせる。


個別に使いたい場合

/office-hours
    ↓
/plan-ceo-review   # スコープ・プロダクト戦略
    ↓
/plan-design-review  # UX・デザイン
    ↓
/plan-eng-review   # アーキテクチャ・テスト計画
    ↓
# 実装
    ↓
/review
    ↓
/qa
    ↓
/ship

初回は /autoplanをやってみるとよいです 。 3つのレビューをまとめてやってくれて、承認が必要な「taste decisions(好み判断)」だけ人間に聞いてくる設計になっています。

逆にマニュアルでやる場合は、詳細に壁打ちや手厳しく批判してくれます。本当にプロダクトとして成立するものなのかも問いただしてくれ、リサーチ業務から一貫して実行してくれます。

まとめ

個人的に使ってみた感想としてはかなり優秀。 今後、こちらのAgentic Flowを利用してアプリ開発を積極的にやっていきたいと思った次第。 ここらへんのスキルは個人開発に留まらず企業としても使っていく価値のあるツールだと感じました。 本当に一つの開発チームを一人で回しているような気分にもなり、使っていて非常に楽しいツールです。

シェア: